LOH症候群検査

NHKの「ためしてガッテン」で、"LOH症候群"というものが紹介されていたらしい。
男性ホルモンの低下により、鬱病になるケースがあるという内容だったそうな。
で、母の知り合いの男性が、さっそく検査に行って来て、母に「血液検査だけで良かった」と言ったのである。まだ検査結果も出ていないのに。
そんなにすぐさま行動に出る人間が鬱病なのかと問いたい。
で、母が「あんたも受けろ」と言うのである。
流石に4週間も言われ続けると、洗脳された。
検査を受ければ母もうるさく言わなくなるだろうと思い、血液検査で済むのなら、と検査を受けにいった。
これは、まるで、検察が冤罪を作るのと同じ構図である。
で、精神科に行って「検査してくれ」と言うと、泌尿器科医への紹介状を書いてくれた。
泌尿器科に行くと「TVの影響で、たくさん来られているけれども、ほとんどが違う」と愚痴をこぼされた。私だって好きで来たのではないのである。
で、「じゃあ、ズボンを下ろして、ベッドで横向きに寝てください」と言われた。
「そういえば、血液検査で、どこの血液を抜くかって聞いてなかった」とズボンを脱ぎながら後悔した。
医師が「睾丸の大きさを触診します」と言って、触り始めた。
誰だ!、「血液検査だけで済む」と言った奴は。
医師が、「じゃあ、次に、前立腺を触ります」と言う。
「前立腺ってどこにあったっけ?」と考えていると、医師が「はい、力抜いて」と言う。
「どこの力を抜くんだ?」と思う間もなく、医師がお尻の穴に指を入れて来た。
誰だ! 「血液検査だけで済む」と言った奴は!
医師は、指を抜いた後、「こんなに体毛の濃い人がLOH症候群な訳がない」と言う。
見ただけで分かるのなら、触診するなよ!
で、血液検査の血液は、普通に腕の静脈から採血された。
で、初診料諸々込みで、1002点(10割負担だと1万100円に相当)かかった。

で、今日、検査結果を聞きに行ったのだが、結果は「低いけれども、正常値の範囲ですね。治療の必要はありません」とのことだった。
自分が聞きたいのはそんな些細な事ではなくって、常に真理を知る事が優先なので、「ついでなので教えて欲しい」と、その情報を聞き出して来た。
「LOH症候群とリビドーって、関係あるのですか?」
私より明らかに若いその医師は、面倒くさそうに「LOH症候群はリビドーを下げる要因になるかもしれないが、リビドーを下げる要因は他にもある」と話してくれた。
私は、内心、「リビドーなんて、もう死語で、若い医者はリビドーについて習っていないんじゃないか」と思っていたのだが、リビドーという言葉はまだ医学でも使われているらしい。
ただ、彼の中のリビドーの定義と、私が阪大の人間科学部の教授から教わったリビドーの定義は違うもので、彼の中のリビドーは、ただの性的欲求であり、私の中のリビドーは性的欲求に端を発する活動のエネルギーだった。で、それ以上は聞いても無駄だと思ったため、適当に話を切り上げて帰って来た。
再診料70点(10割負担で700円)かかった。

関係ないけど、泌尿器科での私の前の順番の、よぼよぼの老人が、「エイズ検査の同意書」にサインさせられていた。
エイズって若い人の病気だという思い込みがあったので、意外だった。
潜伏期間が長いから、年寄りになってから発病するケースもあるのだと、再認識させられた。