[番外]六地蔵めぐり徹底攻略

京都には、地蔵盆という風習がある。子供を見守ると言われている地蔵菩薩の縁日と、しかも子供は夏休み中という8月の22or23日、町内会などが近所の子供にお菓子を与えて餌付けをする日である(違う
さらに、あの世を統治しているという地蔵菩薩に、亡き人の、あの世での責め苦が安らぐことを祈願して、初盆の年から3年間、この地蔵盆の日に、六つの地蔵を巡って水塔婆という儀式を行う風習もあったらしい。
昨年、祖父が亡くなり、昨夏が初盆だったので、昨年は私も六地蔵を巡った。
で、この六地蔵なのだが、最初話を聞いたときは「ああ、地下鉄の終点のところか」と思った。六地蔵駅の近くに6体ともあるものだと思い込んでいた。
そう、小学校の「私たちの京都」という教科書で、洛西ニュータウン~六地蔵まで地下鉄が出来ます、って習った時から、ずっとそう思い込んでいた。いやはや、思い込みって怖いですね。でも、洛西ニュータウンまで地下鉄が伸びる前に気がついて良かった。いや、洛西ニュータウンまで地下鉄が延びるっていうのが、既に間違った思い込みなのかもしれない。
で、その六地蔵は小野篁(小野小町の先祖)が彫ったという。小野篁って言えば、千本閻魔堂の閻魔王も彫ったんじゃなかったか? 小野篁は昼は天皇に、夜は閻魔大王に仕えたって聞いたことがあるから、忙しい人なんだと思っていたが、案外暇だったのかもしれぬ。
で、六体の地蔵は最初はまとめて安置されていたらしいのだが、後白河天皇が各街道の京都への入り口に祀って、京都の結界として使うことを発案し、平清盛に命じるも、平清盛は西行法師に丸投げした模様。

つまり、六体の地蔵は、いずれも京都の町外れにあるのだ!

で、前置きが長いのはいつものことですが、ここからが、徹底攻略です。
ただ、これをお読みの方が、どの方面から来られるかによって、最適ルートはまちまちになりますので、ここでは注意点や可能性を列挙するにとどめ、正解は自らの手で導きだしてください。


要注意:水塔婆には故人の「戒名」を書きますので、「戒名」をあらかじめ確認しておく必要があります!


基本的な考え

・ 探せばツアーがあります。それが一番簡単な方法です。
・ 3人というのは、多分、損益分岐点だと思われる。ツアーで申し込むより、タクシーを1台借り切ったほうが安いかもしれないし、自由もあるだろう。

で、以下の情報は、1日乗車券利用した場合の攻略です。1日乗車券を使う場合、

市バス専用一日乗車券カード(500円)+市営地下鉄1dayフリーチケット(600円)=1,100円の組み合わせ
京都観光一日乗車券(1,200円)

の、2つの選択肢がある。後者は100円高いが、京都バスも乗れる利点がある。これは特に常盤(源光寺)の攻略において、効力を発揮する。
常盤・嵯峨野高校前から苔寺行に乗り、松尾大社前で阪急電車の松尾駅~桂駅(運賃150円)というルート(もちろん逆方向も可能)が選択肢に加わる。
なお、京都バスと京都交通バスは違うものなので、間違いのないように。


桂地蔵寺

話の流れで、桂から始めます
唯一、1日乗車券ではカバー出来ないところ。最寄は桂消防署前バス停であるが、阪急桂駅からも徒歩圏内です。重ねて書きますが、桂消防署前に停まるバスは京都交通バスであり、京都バスではないことに気をつけましょう。
で、前述の、阪急松尾駅~桂駅が運賃150円、
阪急西院駅(西大路四条バス停と乗換可)~阪急桂駅も150円で、西大路四条バス停~常盤・嵯峨野高校前バス停というルート(市バス:75系統,&91系統)があるため、こちらも外せないルートである。
以上から、常盤(源光寺)→桂地蔵というルートがほぼ最適ルートであると考えられる。
常盤(源光寺)参拝後、常盤・嵯峨野高校前バス停で、上記3系統のバスのうち、一番早く来たバスに臨機応変に乗り、西大路四条(阪急西院駅)か、松尾大社前(阪急松尾駅)に向かい、阪急桂駅で降りて桂地蔵寺に参拝する。というのが、私のお薦めです。
桂地蔵は駅方面に夜店が出てたような記憶が。
次に向かうべき先はどこか。常盤(源光寺)へ行っていないのであれば常盤(源光寺)がベストですが、常盤(源光寺)から来たのであれば、
阪急桂駅→阪急四条大宮(運賃180円)→地蔵前バス停(鳥羽地蔵)、もしくは、
桂消防署前バス停から市バス33系統,特33系統の京都駅行で七条大宮バス停で下車(運賃180円)、久我石原行きバスに乗り換え、やはり地蔵前バス停(鳥羽地蔵)を目指す。
しつこいようだが、桂消防署前に停まるバスは京都交通バスであり、京都バスではないので、京阪京都交通バスでは桂消防署~七条大宮は運賃が230円になる。(市バスで1日乗車券があると、別途料金区間は、桂消防署前~桂小橋バス停間の180円とされるため)
路線図だけ見ると、桂駅東口バス停から市バスの南1系統を使って、久我石原町操車場乗り換えで地蔵前バス停(鳥羽地蔵)に行けるように見えるが、南1系統は昼間は数時間に1本しかバスが走っていないという路線で、利用は困難である。



鳥羽地蔵(浄禅寺)

続いても難関ポイント。地蔵前バス停が最寄。
路線図だけ見ると、地下鉄竹田駅(近鉄竹田駅)からバスが最適に見えるが、絶望的に本数が少ない。
四条大宮方面から来るのが正攻法。
帰りは竹田駅経由のバスが来たら天国ルート。地下鉄で鞍馬口駅(上善寺)へ一気に駆け上がるチャンス。
一方、また四条大宮方面に戻るしかないなら、次に向かうべき先は常盤(源光寺)がベターか。
もしくは七条大宮バス停には京都駅行きのバスが頻繁に来るので、四条大宮行きバスで七条大宮で京都駅行きに乗り換え、京都駅から地下鉄に乗り換えて、やはり鞍馬口駅(上善寺)か。
今後のプランが大きく崩れる可能性があるので、計画的に臨みたい所です。
ちなみに、このお寺を開いたのは文覚上人という人で、その人には悲しいエピソードがあるのですが、私が語ると軽々しくなるので止めときます。
ちなみに、その時の血で赤く染まったというのが赤池の地名の由来とかで、その国道赤池交差点は京都市で1,2を争う交通事故多発地点です。


鞍馬口(上善寺)

境内に出店があったりして、ちょっとしたお祭り気分な感じだった。
鞍馬口駅か、出雲路橋バス停(市バス37系統)が最寄。
次の選択肢は地下鉄で丸太町駅まで戻って、烏丸丸太町バス停から市バス93系統嵐山行きで常盤(源光寺)を目指すか、
出雲路橋バス停から市バス37系統京阪三条行きで京都市役所で地下鉄に乗り換え、六地蔵(伏見:大善寺)か山科(徳林庵)へ。


山科(徳林庵)
JR,京阪,地下鉄の山科駅、及び、京阪四ノ宮駅から、ほぼ等距離か。
夜店がずらりと並んでいて、完全にお祭り。なのですが、午前中は夜店はやっていないので、がっかり感が味わえるため、可能であれば午後に回したい。


六地蔵(伏見:大善寺)

お祭りという雰囲気ではなく、お堂の方で集まって、お経を合唱しておられたのが印象的で、仏教って宗教だったんだ、と思った。
駅から遠い上に、似たようなショピングモールが乱立していて、駅もバラバラの場所にあるせいで、方向感覚がつかみにくいと思った。
近鉄のショッピングモールがあるから、近鉄の駅があっちか、って思ったら、近鉄の駅なんてそもそも無いとか、そういうレベルで混乱した。地図必携。


常盤(源光寺)

常盤・嵯峨野高校前バス停、嵐電常盤駅が最寄。
普通のお寺とは全然雰囲気が違う。かなり入りづらい雰囲気。貼り紙の字体が・・・。仏教って宗教だったんだ、とさらに思った。
ここだけ、水塔婆は、源光寺の人が「あとで行う」とのことなので受付で申込むだけでした。
亀岡方面から来られる方はJR花園駅でバスに乗り換えて最初に訪れるべきと思われる。亀岡から京阪京都交通バスで桂を目指すのは、運賃表をご確認いただければ、良い選択肢ではないことがおわかり頂けると思われます。